ドイツでも「ビットコインETN」の目論見書の提出事例 米仮想通貨取引所Coinbaseも協力

ドイツのスタートアップ企業Iconic社が、フランクフルト証券取引所とルクセンブルク証券取引所への上場を目指し、ビットコイン(BTC)上場投資証券(Exchange Traded Note:ETN)の目論見書を提出した。
本ETNはビットコインのデリバティブ商品である。上場投資信託(Exchange Traded Fund:ETF)と同様、価格が対象商品など特定の指数に連動する仕組みだ。ETFとの違いは、ETNが発行金融機関の信用を基に発行された証券で、裏付けする資産を持たないことである。そのため、発行機関の信用リスクには注意しなくてはいけない。
Iconic社はフランクフルトにあるが、本ETNはルクセンブルクの規制機関に監督されるという。早ければ
今年の12月2日には提供を開始できる可能性がある。
Iconic社のETNは、集まった資金を直接ビットコインに投資するが、その購入は米大手仮想通貨取引所コインベースを通して行われる。指標として採用するのは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)のビットコインインデックスだという。
現在ビットコインなど仮想通貨に関連するETNでは、スイスの証券取引所SIXで取引が行われているが、出来高が乏しく、現物市場から意識される商品には至っていない。しかし、SIXでは全体的にETNの取引量が少ないため、ビットコインETNに需要がないとは判断できかねる。このような上場投資商品が誕生することは、仮想通貨市場としても歓迎したい状況に変わりはない。
ETNが規制認可を取得することが
ETFを初めとする他の金融商品の誕生につながるという見方があり、ドイツ最大のフランクフルト証券取引所への上場を予定するIconic社のETNには注目が集まっている。
なお、最も注目された米国のビットコインETF動向では、最有力とされていたVanEck社が9月に米証券取引委員会(SEC)への申請を取り下げ、今月Bitwise社がSECに非承認と判断されおり、厳しい状況が続いている。現状はWilshire Phoenix社のビットコインETFの申請がまだ残っており、現在SECが審査中の状態にある。
関連:米SEC、BitwiseのビットコインETFを非承認
金融や経営を教えるスクールのブロックチェーンセンターのトップPhilip Sandner氏は、「Iconic社が規制当局とドイツの取引所を納得させ、フランクフルト証券取引所にビットコインに関する商品を上場できれば注目が集まる。欧州でのビットコインETF誕生に向けて重大な一歩になる」と期待を示した。
参考資料 : Handelsblatt

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