中国テンセントも仮想通貨リブラを警戒 中国キャッシュレス企業のライバルになる可能性も示唆

世界中で利用されるキャッシュレスアプリ「WeChat Pay」を運営する中国IT大手テンセントは、米フェイスブック社が主導する仮想通貨リブラのもたらし得るリスクを、ブロックチェーン事業計画書内で論じた。
計画書では、テンセントはリブラを「大胆な計画」であると認め、フェイスブック社にとって「理にかなった事業計画」であると賞賛した。
ローカル通貨がうまく機能しない地域や人々や容易に金融インフラにリーチできない国において、リブラは容易く市場シェアを獲得できる手段になり得ると考えているという。
このような市場はフェイスブック社が目指すリブラの理念にも当てはまるものではあるが、中国企業がその事業方針への関心度の高さを示すコメントでもある、とした指摘もある。
一方、それがデジタル決済システムにもたらし得る深刻なリスクも孕んでいるとして、リブラはWeChat PayやAliPayのような中国の大手キャッシュレス企業の直接的なライバルになってしまう可能性を指摘した。
「WeChat Payのような既存市場を抱えている企業にとって、リブラがローンチすれば脅威になるに違いない。特にリブラ協会に加盟していない企業にとっては不利な状況に置かれてしまう。」と、警戒心を示している。
中華系チャットアプリWeChatの利用者数が約10億人に対し、フェイスブックおよびWhatsAppなどの計上利用者数は20億を超えている。リブラが実稼働になれば、市場規模獲得の争奪戦はより一層激しくなると想定される。
そして、テンセントは2017以来ブロックチェーンベースの決済システムを開発している。リブラの出現で危機感を感じているのではないか。
参考:テンセント

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