ビットコイン、2016〜17年の価格上昇の前兆となった「強気クロスオーバー」再び

2016〜17年の強気市場の始まりを示したビットコイン価格の指標が、再び現れようとしている。,ビットコインの50週MAは来週、100週MAを上回る方向に向かっている。ビットスタンプ(Bitstamp)のデータによれば、その結果として現れる強気クロスオーバーは、2016年5月以来初めてのものとなる。,MAクロスオーバーは勢い(モメンタム)を示すもので、トレーダーが市場のトレンドを測ることに役立つ。つまり強気クロスオーバーは、価格上昇が加速しようとしていること、または強気市場がすぐそこまで迫っていることを示唆する。,MA分析は歴史的なデータに基づいており、クロスオーバー、特に長期的なものは、価格の後を追う傾向があることは注目に値する。例えば50週MAは過去1年間のデータに基づいており、100週MAは、過去2年間に見られた価格変動を示している。,簡単に言えば、2018年12月の安値3122ドル(約34万円)から2019年6月の高値1万3880ドル(約151万円)への価格上昇によって、50週MAは上昇軌道を描いている。,迫りくる強気クロスは遅れた指標であり、予測能力には限界があると主張することもできる。,だとしても、このチャート・パターンには注意が必要だ。ビットコインは2016年5月、同じような強気クロスオーバーとともに19カ月にわたる長期的な上昇に突入した事実がある。,50週MAは、2016年5月の最終週に100週MAを超えた。その後ビットコインは430ドル(約4万7000円)付近で強い買いを受け、2017年12月の2万ドル(約217万円)付近の史上最高値まで上昇していった。,クロスオーバーの4週間前に記録した377ドル(約4万1000円)の安値が再び出現することはなかった。,(興味深いことに、2013年12月の高値1160ドル(約13万円)超えからのビットコインの弱気相場は、2015年4月の弱気のクロスオーバーで消え去った),下図のように、同様の価格変動は2019年前半にも見られた。,ビットコインは2月、弱気クロスが確認されたにも関わらず、3700ドル(約40万円)の高めの安値を記録し、2万ドル近くの史上最高値以降の弱気市場の終焉を示した。,おそらく歴史が繰り返すように見えるなか、迫りくる50週MAと100週MAの強気クロスオーバーはビットコインにとって良い兆しになると信じる理由は存在する。,この先24時間に関して言えば、ビットコインが上昇傾向となる可能性は高い。記事執筆時点では、ビットコインはビットスタンプで7270ドル(約79万円)で取引されており、前日から0.75%下落している。,前日までの2本の日足のロウソク足に付いた長い下ひげは、より低い価格の拒絶または売り手の疲弊を表している。これにMACDヒストグラムのゼロを超えた強気の転換を合わせると、現在7600ドル(約83万円)の下降トレンドラインが再び試される余地がある。,また、価格は6847ドルを十分に上回ったところを維持しており、先週の3日足チャートで確認された強気なハンマーの反転パターンはまだ有効だ。,そのパターンは、価格が6847ドルを割れば間違っていたことになり、最近の6500ドル(約71万円)付近の安値が再び試される道を開くことになるだろう。,※筆者は記事執筆時点で仮想通貨資産を保有していない。,翻訳:山口晶子

編集:増田隆幸

写真:
Shutterstock

原文:
Bitcoin to See Return of Bull Cross That Marked Onset of 2016-17 Price Rally,ビットコイン、2016〜17年の価格上昇の前兆となった「強気クロスオーバー」再び

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